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海上自衛隊訓練展示でみえてくる国防の空白

「いせ」 と「きりしま」の話

11-09-26 15:40 配信

海上自衛隊訓練展示でみえてくる国防の空白、「いせ」 と「きりしま」の話

 

平成23年 海上自衛隊 呉地方隊 展示訓練 in 大阪が9月25日大阪湾でおこなわれた。25日のイージス艦「きりしま」に神戸第4突堤から乗りこんだ。今回参加した護衛艦などの船や飛行機などの部隊のほとんどが東日本大震災の救助、支援活動に参加していたときく。被災地の任務が解かれて間もない大規模な演習展示となった。

参加した船は以下のとおりだ。

○大阪から、護衛艦「いせ」(13,950t)、護衛艦「せとゆき」(3,050t)、護衛艦「とね」(2,000t)。
○神戸から、護衛艦「きりしま」(7,250t)、護衛艦「いかづち」(4,550t)。
○阪神基地隊から、試験鑑「あすか」(4,250t)、多目的支援艦「げんかい」(980t)。
○淡路から、輸送鑑「ゆら」(590t)、掃海鑑挺「いえしま」(490t)、掃海挺「まきしま」(490t)。
○和歌山から、護衛艦「はたかぜ」(4,600t)、訓練支援艦「てんりゅう」(2,450t)。
○そして、潜水艦、その他の演習時の警護などにあたる船が多数参加。

飛行機やヘリなども、SH60J(哨戒機)、T-5(練習機)、US-1A(救援飛行艇)、TC-90(練習機) AH-1S OH-1などが飛行展示をおこなった。

少し曇った天候で風はほとんどなく、波も穏やかだった。演習地に行くまでのあいだ、少しずつ集まってくる艦艇がちかづいてくる様子は、海のどこをみても軍艦がいる壮大な風景だった。特にすぐ隣に長く航行していた護衛艦「いせ」はこの2011年3月16日に就役したばかり、自民党政権下で策定された「中期防衛力整備計画 (2005)」で建造されたひゅうが型護衛艦だ。海上自衛隊が過去に保有した護衛艦の中で最大規模の艦型だ。

 

この「いせ」「ひゅうが」は対潜水艦作戦の中心を担って、ヘリのプラットフォームとしての役割を果たしてくれるでしょう。

沖縄沖やロシア、その他の海上の領海侵犯事件は多数発生しているが、海底への侵犯も深刻だ。その潜水艦の位置をいち早く察知し、その動きを追うためにとても有効なヘリ空母だ。だが、中国などの近隣諸国が空母建造の動きを見せている今、戦闘機の搭載ができる空母の必要性も考えなければならない。

 

日本は海洋国家で守らなければならない海は広い。ヘリの速度では領海を守りきれない。これをカバーするには空母の建造も検討しなければならない時期ではないだろうか。東日本大震災でロナルドレーガン、ジョージワシントン などの原子力空母が日本の領海に来訪、トモダチオペレーションと呼ばれる大規模な災害支援作戦を展開してくれた。あの輸送力、あの飛行機による対応速度は脅威的だった。


日本を守り、日本を救うために必要な装備があるなら、デフレで賃金が安く原材料も安く、仕事が早く遂行され、しかも雇用と景気対策になる今作るべきだ。脱原発をかかげるなら、日本近海、尖閣諸島沖に眠る海底油田、海底資源、日本海のメタンハイドレートなどを守り、資源を掘削し開発することも検討するべきだ。

 

民主党政権では中期防衛計画自体が1年先送りされ、空白期間を作っている。尖閣諸島沖の事件があったすぐ後だというのに、このていたらくはどうだろう。

 

9月8日、 ロシアの爆撃機2機日本を一周する形で長崎県対馬海峡から太平洋や北方領土周辺を経て日本周辺空域を周回し、空自がスクランブル発進した。中国軍のY8情報収集機1機も同日昼ごろ、東シナ海を南下し、日中中間線を越えて沖縄県・尖閣諸島の北100〜150キロまで接近した。領空侵犯はなかったものの、日本のまわりでは警戒しなければならない事件が多発している。訓練された自衛官も防衛体制もすぐには作り上げる事ができない。船も飛行機も戦車も建造するには時間がかかり、その武器を操る兵士も訓練されなければ対応できない。

 

リスクには先回りして用心しないといけない。

 

領土回りの危険情報も知らされていないが、不思議なほど自衛隊や防衛に携わる人たちの偉業も日本ではしられていない。

 

今回、乗り込ませてもらった船はイージスシステム搭載こんごう型護衛艦の「きりしま」だった。我が国のミサイル防衛の切り札となるイージス艦だ。展示航海だったので、船外、甲板に多くの人々が毛布をしいてくつろぎながら演習をみていた。イージス艦「きりしま」はこんごう型の中で最後にMD装備に改修したイージス艦で、その後尖閣沖の中国船の侵犯事件などが起こりあたご型への改修についても議論になっていた。

  

この「きりしま」は昨年、世界を驚愕させる偉業を達成した。日本ではほとんど報道されることはなく、知る人はすくないのだが、実験に参加した同盟国アメリカは大喜びで動画まで作ってくれている。自衛隊に守られている日本人こそ大喜びするべきだし、その報道が隅々までいきとどいていたら、この「きりしま」への乗船への意味がかわっていたような気がする。

 


当時の記事がここにある。

 

「日本の海上自衛隊護衛艦きりしまが、ハワイ沖で大陸間弾道弾の迎撃試験を見事成功させた!」 という記事だ。

 

大陸間弾道ミサイルを大気圏で撃ち落とすパトリオットでは、物凄いスピードで落ちてくるミサイルを狙い打つので時間の猶予がない。だから、あまり離れて落ちるミサイルには追いつかない。これは技術的をどう改善しても落下速度が早すぎて無理だ。

 

だから、大気圏に突入する前の宇宙空間で撃ち落とす必要がある。ただ、これは広大な宇宙空間の小さな標的を撃ち落とさないといけないことと、大気圏外までミサイルをとばさないといけないという技術なのでかなり難しい。これを日米合同で開発した。その実験に護衛艦「きりしま」が昨年10月26日に成功している。

 

こういう驚異的な技術の成功こそ報道されるべきだ。










(当時の実験の様子をまとめた動画、きりしまの隊員達の様子とミサイルの実験の詳しい内容がこれ一本でわかります。ぜひご覧下さい。)

国や国土が侵犯され、侵略されるようになってしまえば、一番大切な生命の安全が脅かされる。

 

防衛相に就任した民主党の一川保夫参院議員が9月2日、国会内で記者団に「安全保障に関しては素人だが、 これが本当のシビリアンコントロール(文民統制)だ」と語るなどすでに不安しか感じないのだが、あと2年もこの危険な状態が続くのだろうか。綱渡りの安全をどうにか自衛隊が守りぬいてくれればと祈っている。自衛隊の皆さん、どうかよろしくおねがいします。

 
こちらもご覧下さい。美しい日本の良い話 航空戦艦「伊勢」と「日向」の物語

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1.ひまわり 11-10-06 21:09:46 評価:★★★★★

2009年4月北朝鮮のミサイル実験の際、イージス艦「こんごう」「ちょうかい」が日本海、「きりしま」が太平洋側に展開していたんですね。
迎撃措置命令や安保理への働きなど麻生総理は日本の為に頑張ってました。
領土と国民を守る為には、やることきちんとやらなくちゃダメなんです。今の政府では無理です。
それにしても、海上自衛隊のイージス艦「きりしま」の凄さを、合同開発の同盟国アメリカとはいえ外国人の作ったカッコいい動画で確認するとは・・・。


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